下北沢で現在、「下北沢CMプロジェクト」の撮影が行われている。主催はブログメディアサイト「下北沢ブロイラー」。
「下北沢CMプロジェクト」は下北沢の魅力を伝えることを目的に、下北沢のさまざまな場所をCMで紹介するという企画。企画立案者である「下北沢ブロイラー」編集部の佐藤蕗子さんは「文字だけじゃなく映像があれば、多くの人の目に留まるのではないかと考えた」と話す。企画立案後、下北沢でエンタメライブバー「アーク・ボックス」を経営する劇作家・進藤キーチさんをシナリオライターとして迎え、撮影が始まった。
撮影場所には「誰もが知っている下北沢より、今しか見られない開発予定地の歩道橋や工事現場などを盛り込んだ」(進藤キーチさん)。「今映っているのは1年後には見られないものというのも面白いと思った」といい、完成後はネットで無料公開する予定という。
撮影にはiPhoneのみを使用。佐藤さんは「iPhone以外の機材がないことも理由だけど、iPhone一つでここまでできるのならと、他の街にも飛び火してくれたらうれしい」と期待を込める。「CMを通じ、多くの方が今の下北沢に来てくれたら。住んでいる人や店舗経営者の方には、下北沢ブロイラーに連絡すれば何か面白いことができるのではと思ってもらいたい」(佐藤さん)とも。
CMは1本1分の3部構成。現在、ユーチューブでプロローグを公開している。第1部の完成は3月を予定。