下北沢駅北口、一番街商店街のベーカリー&カフェ「MIXTURE(ミクスチャー)」(世田谷区北沢3、TEL 03-5453-7677)が12月15日、開店2周年を迎えた。
同店の前身は下北沢で40年続いた「大英堂製パン」。夫婦で変わらぬ味を守り続け地元に愛されてきたが、店主が亡くなり2005年夏に閉店。店長の中井さんはこの店で4年間の修行を経て独立し、2年前に同店をオープンした。「MIXTURE」の店名は、多くの可能性と個性を「混合させる」というコンセプトから名付けたという。
「2年目を迎え、店を介して人の輪がより広がった。一番街商店街にある他店との横のつながりも強くなった」(中井さん)という言葉通り、同商店街のアパレルブランド「CUNE(キューン)」とTシャツを作るなどのコラボレーション企画も行った。
店舗面積は20坪で、15席のカフェスペースを設ける。金曜~日曜19時から提供する小皿やドリンクが付くパスタセット(1,000円)や、毎日11時までのモーニング(500円)などのセットメニューが人気。土曜・日曜のモーニング時間帯には満席になることも。
3年目に向けて中井さんは「年配者や若者、さまざまな文化が混じり合って共存しているのが下北沢一番街の良いところ。これからも変わらず、おいしいパンを提供していきたい」と話している。
営業時間は7時30分~22時。クリスマスにはホールチキンも提供する。