下北沢の新ギャラリー「アブオーヴォ」で明かり作家の作品展

天井が高く落ち着くギャラリー内。壁は手塗した珪藻土。床材はお寺から譲りうけたという。

天井が高く落ち着くギャラリー内。壁は手塗した珪藻土。床材はお寺から譲りうけたという。

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 下北沢一番街のギャラリー「AB-OVO」(アブオーヴォ)(世田谷区北沢3、TEL 03-6411-5727)で12月8日より、明かり作家・霜触繭子(しもふれ・まゆこ)さんの照明作品を展示する「『繭虫の森』燈(あか)り展」が行われている。

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 霜触さんは、1999年から照明作品をつくりはじめた明かり作家。薄い和紙を貼り重ねた作品など、柔らかな曲線を描いたフォルムで、内側から淡くにじむような優しい光の作品を多く発表している。今回は、数ある作品の中から約10点を展示。同ギャラリーのけい藻土でできた丸みのある壁に、やわらかな明かりが反射して温かみのある空間を作り出す。

 同ギャラリーは7月19日にオープン。オーナーである真田香さんと、妹でクリエーターの竹下菜月(たけした・なづき)さんが構想を練って実現した。ギャラリー名の「AB-OVO」は、ラテン語で「たまごから、ものごとのはじまり」を意味し、「出会いや作品が、このギャラリーから新しく生まれるように」(竹下さん)との願いを込めたという。ギャラリースペースはA、B、Cと3つのスペースに分かれており、現在は同展のほかにも、竹下さんの作品を展示した「ガガガ回転灯籠」と「BIBIとな部屋」の展示を行っている。

 竹下さんは「霜触さんの作品は、有機的なものが多い。内側から自ら光っているように感じるときも。このギャラリーがスタートになってアートの輪が広がれば」と話している。

 営業時間は13時~19時。霜触さんの展示は1月10日まで。

GALLERY AB-OVO

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