はり絵作家・藤井蓮さん、下北沢のギャラリー「HANA」で個展

藤井さんの代表作、金魚をモチーフにした作品のひとつ

藤井さんの代表作、金魚をモチーフにした作品のひとつ

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 下北沢北口・一番街商店街のギャラリー「HANA」(世田谷区北沢3、TEL 03-6380-5687)で現在、はり絵作家・藤井蓮さんの個展が開催されている。

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 藤井さんは1979(昭和54)年、京都府生まれ。幼少期から絵が好きで、絵を描くと日本画家である父・勘助さんがその絵を「買って」くれたという。その後サッカーに打ち込むようになるが、その傍らシルクスクリーン印刷によるTシャツ制作を行っていた。2005年に全国を巡回した「ゴッホ展」で点描画に刺激を受けたことをきっかけに、はり絵の制作を開始。これまでの4年間、1日に1作品のペースで作り続けてきたという。2007年には勘助さんと同ギャラリーで二人展を開催、次いで東京熊谷守一美術館での個展など、数多くの展示会を行ってきた。

 同展はこれまでの制作作品から36点を展示。作品のモチーフは金魚やツバキ、ヒマワリや赤タマネギなど。はり絵の多くは和紙を使用するが、藤井さんは「色の発色が良く、紙の切り口が力強い」という理由で洋紙を使用する。はり絵の魅力について、藤井さんは「誰にでも出来そうなところ。上手とか下手とかではなく、作り手が気楽に制作することで絵も喜ぶと思う。はった紙の厚みを感じたり、ちぎった紙が偶然に生きたりするときの発見があると面白い」と話す。 

 藤井さんは「散歩の途中にでも気楽に見に来てほしい。はり絵を見て『わたしにも出来そう』と思ってもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。今後、東京、山口、京都での展示を予定している。

 営業時間は12時~19時。火曜休館。展示作品はすべて販売も行う。2月14日まで。

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