三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通り沿いに11月4日、雑貨店「Free Park(フリーパーク)」(世田谷区太子堂4、TEL 03-3414-9906)が移転オープンした。
店舗面積は25坪。コンセプトは「ちょっといいものでつながる空間と生活」。国内外のデザイン性の高い雑貨類や、海外ブランドのスニーカーなど約1,500点の商品を扱う。店長の大塚里賀さんと、ディレクターの保田太郎さんが共同経営する。同店は2008年、駒沢大学にオープン。当初は雑貨を中心としたラインアップで展開していたが、商品数の増加に伴い、スニーカーのECサイトを運営していた保田さんと経営統合する形で新店舗に移転した。
大塚さんは30歳、保田さんは29歳。大塚さんは約2年間、ネパールやインドネシアなど、アジア諸国で民宿の立ち上げ事業を行っていた経験を持つ。オープンのきっかけについて、大塚さんは「海外での暮らしを通じて、日本と世界の架け橋になるような事業をしてみたいと思った」と話す。帰国後、友人で元ジュエリーデザイナーの保田さんの協力を得る形で事業を立ち上げた。「優れたデザインには作り手の思いやコンセプトがある。有名無名を問わず、自分たちが本当にいいと思ったアイテムを、そのコンセプトから紹介していきたいと考えた」とも。
現在の「売れ筋」は、新潟県燕市の職人が手作りする「SUS gallery」の「真空チタンカップ」(8,925円~)、ドイツのコインランドリーメーカーがデザインしたランドリーバッグ「Freddy Leck シリーズ」(1,995円~)、デンマークのデザインチーム「AIAIAI」が手がけたカラフルなイヤホンシリーズ(7,140円)など。大塚さんは「ちょっとぜいたくで、ちょっとだけ心が豊かになれるようなアイテムをこれからも増やしていきたい」と話す。
営業時間は12時~20時。水曜定休。