下北沢北口に韓国ブランドアパレル店「cocobroni(ココブロニ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-6804-7957)がオープンして1カ月が過ぎた。
店舗面積は10坪。オーナーは韓国人女性の李炅夏(イ・ギョンハ)さん。李さんは韓国のアパレルメーカーでバイヤーとして働いた経験を持ち、25歳で来日。日本語と貿易を5年間かけて学び、同店を開いた。「日本に興味を持ったきっかけは小説。太宰治の『人間失格』や村上春樹の『ノルウェイの森』が大好き」という。
開業の理由について、李さんは「渋谷などでよく買い物をするが、日本の洋服は高いと感じることが多い。韓国にもかわいくて安い洋服はたくさんあるので、それを広めたいと思った」と話す。「日本はシックな服が多いが、韓国ではカッティングなどが一風変わったものや、原色でカラフルなものも多い。日本人女性の好みに合わせつつ、韓国らしい服もニーズに合わせて取り入れていきたい」とも。
約30種類以上の韓国ブランドを扱う同店。商品は、真っ赤な生地に白のドット模様を施した「DORAMA ひざ丈ドットワンピース」(4,000円)、ベージュシフォンがあしらわれた「リリ ロング丈ワンピース」(4,600円)など。店内の半分は靴売り場で、ヒールやパンプスも取りそろえる。韓国の20~30代女性にも人気のブランド「DANA101」(4,000円程度)など、ほとんどが5,000円以下の低価格に設定している。
「韓国の革製品はとてもリーズナブル。もう少し涼しくなったらブーツをたくさん出すので、ぜひチェックしに来てほしい」とも。
営業時間は13時~20時。火曜定休。