三軒茶屋の「世田谷パブリックシアター」(世田谷区太子堂4、TEL03-5432-1526)で12月1日~8日、世田谷パブリックシアター芸術監督企画「狂言劇場 その七」が上演される。
同企画は「舞台芸術としての狂言」というコンセプトに基づき2004年にスタート。古典から新作まで数々の名曲を上演し、狂言の多角的な魅力を提示してきた。今回のテーマは、狂言の根幹を成す「舞」と「語リ」。「舞」をテーマとしたAプログラムでは、腕を縛られるという制約の中で舞う「棒縛(ぼうしばり)」、野村萬斎さんの創作独舞「MANSAIボレロ」を行う。「語リ」をテーマとしたBプログラムでは、野村万作さんが「奈須与市語(なすのよいちのかたり)」、萬斎さんらが「悟浄出世(ごじょうしゅっせ)」を朗読する。
同公演をプロデュースする萬斎さんは「これまでは古典を中心にプログラムを組んできたが、今回は新作を入れた。世界的なボレロの音楽に乗せた狂言や日本の独自性を感じてもらいたい」と意欲を見せる。
開演時間は公演の公式サイトで確認できる。入場料は、AプログラムとBプログラム共通で、S席=7,000円、A席=5,000円。チケットは各種プレイガイドで発売中。