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駒場東大前にメーカー直営雑貨店「ブリックパーラー」-古書店の一角で営業

左から、オーナーの阪本さんと、ショップマネジャーの塚原さん

左から、オーナーの阪本さんと、ショップマネジャーの塚原さん

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 駒場東大前西口にステーショナリー雑貨専門店「Brick Parlor(ブリックパーラー)」(目黒区駒場1)がオープンして約4カ月がたった。

河野書店の雰囲気になじんだ、本棚を使った内装

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 経営は雑貨の企画生産を行う「クイントデザイン」(世田谷区)。2009年にブランドを立ち上げて以来、美術館や書店、雑貨店への卸や、ネット販売を中心に営業してきた。「店を構えて、お客さんのダイレクトな声を聞きたい」と考えていたところ、親交のあった古書店「河野書店」から声が掛かり、店の一角を借りる形で営業をスタートした。店舗面積は約6坪。

 店主の阪本浩さんは「河野書店は洋書の多い古書店。当店のターゲット層に近いと感じた」と話す。ブリックパーラーのコンセプトは「教授の書斎」。「1匹の猫を飼っているイギリス人言語学者とその妻の暮らし」という架空の物語を内装に生かし、本棚やミシン台に商品をレイアウトしている。

 同社では2010年に紙と布を貼り合わせる技術で特許を取得。その技術を生かし、紙焼けなどが原因で販売できなくなった古書を使い、ブックカバーなどにリメークして販売することもある。このほかの商品は、名刺入れに使える「キャンディーケース」(997円)やブリキ板で作った「ブックマーク」(1,890円)など。いずれもハンドメードの一点物。

 今後について、阪本さんは「規模を拡大したり爆発的にヒットする商品を製造したりするよりも、一つ一つの商品を作っていて楽しいと思える仕事をしたい。100人が欲しいという商品より、たった1人の人に、こんな商品が欲しかったと思ってもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。

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