岩手の中学生が下北沢南口商店街でワカメを販売

「おいしいワカメはいかがですか~?」実習に励む生徒達

「おいしいワカメはいかがですか~?」実習に励む生徒達

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 岩手県大船渡市立「末崎中学校」の二年生15名による「末崎ワカメ」の販売実習が9月5日、南口商店街事務所(北沢2)の前で行われた。

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 同市末崎はワカメ養殖の発祥地。そのため同校の総合学習のテーマにも地元原産物の育成が採用されている。販売されたワカメは種まきから製品化まですべて生徒達自身が手がけたもの。一般の反応を体験することで今までの成果を形にすることが同実習の目的。修学旅行の初日を利用して行う恒例行事で、有楽町・銀座・亀有でも同時に実施された。

「全く知らない土地でコミュニケーション能力を養うことも一つのねらい。下北沢を選んだのは県の水産科の紹介がきっかけ。この街で実習を行うのは初めてですが、ドラマなどで注目を集めている街なので生徒達も喜んでいます」と同校の松村敦子教諭。

 同商店街振興組合の吉田圀吉理事長は「世田谷区が給食材料の一部を岩手から仕入れているため、生産者の方々とも交流があります。今回の実習もその縁が元で実現したもの。同校以外にも商業活性の街・下北沢で販売の体験実習をしたいとの申し出は全国で3~4校。生徒達の学習や思い出作りへの貢献が、街の活性化にも繋がれば」と顔をほころばせた。

 実習では「中芯」と呼ばれるワカメの茎(150g、200円)と葉の部分を塩漬けした「塩ワカメ」(200g、300円)を販売。売れ行きは上々で、茎ワカメ100袋が30分で完売するなど盛況ぶりを見せていた。

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