小田急線駅舎地下化が大きな話題となり、地下化関連の記事が相次いだ2013年の下北沢経済新聞年間PV（ページビュー）ランキング1位は、踏切撤去工事の開始を伝えた「3月末に『開かずの踏み切り』解消へ－下北沢駅地下化工事進む」だった。

撤去後の踏切の様子

　ランキングは、今年1月1日から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位までのうち5つを地下化関連記事が占め、あらためて注目度の高さをうかがわせた。

　上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 3月末に「開かずの踏み切り」解消へ－下北沢駅地下化工事進む（2/5）
2. 池尻大橋の納豆専門店で「納豆の食べ放題」－最高記録は35個（12/4）
3. 下北沢にスターバックス－二子玉川に続き「新業態・地域密着型」2号店（11/8）
4. 下北沢の美容室で施術後に「フェイスブック」アイコン撮影サービス（1/24）
5. 駒場で「ミス東大コンテスト」開催へ－「美人ぞろい」とネット上で話題に（9/12）

6. 小田急線下北沢駅が見納め－明日から地下化、別れを告げる人の姿も（3/22）
7. 地下化後の世田谷代田駅に106段の階段－ネット上で話題に（3/28）
8. 下北沢に新業態のスターバックス2号店－正午からはアルコールも提供（11/21）
9. 小田急線下北沢地上ホーム、営業終了－「さよなら踏み切り」の声も（3/23）
10. 小田急線下北沢駅が地下化－始発に多くの人が集まる（3/23）

　1位、6位、7位、9位、10位が地下化関連記事。7位の記事は、世田谷代田駅に地下化に伴って新設された階段の写真がネット上で多く拡散されたことを記事化。写真のインパクトに注目が集まった。

　「納豆の食べ放題」は年末の記事ながら堂々の2位。「納豆の食べ放題」という意外性に興味を引かれた人が多く、「行ってみたい」というコメントのほか、「話のネタに良さそう」という感想も見られた。3位と8位には新業態のスターバックスオープン記事。オープンから連日盛況で、あらためて「スタバ」の人気を感じさせられた。4位は、美容室の無料サービス。地域密着店のちょっとしたアイデアが3000回以上の「いいね！」という反響を呼んだ。5位のミス東大コンテストは関連のフォトフラッシュも軒並み高いPVを集めた。

　いよいよ駅舎が地下化し、これからも数年間駅前の大規模工事が続く下北沢。店舗関係者からは「工事のイメージがついてしまうのでは」と危惧する声も上がる。下北沢経済新聞では今後もさまざまな視点で取材を行い、地域情報の発信に務める。