下北沢南口に南インド仕込みの本格スパイス料理専門店

落ち着いた雰囲気の店内。南インドの一般的な料理店の内装をイメージ。

落ち着いた雰囲気の店内。南インドの一般的な料理店の内装をイメージ。

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 カレーやエスニック料理など、スパイスを使ったメニューをそろえた料理店スパイスキッチン「moona(ムーナ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3411-0607)が6月27日、下北沢南口商店街にオープンした。

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 同店を経営するのは、南インドのケララ州で本場の味とスパイス料理を学んだ諏訪内さん夫妻。繰り返し現地に足を運び、国内のインド料理店や下北沢の飲食店などでも5年ほど勉強を重ねて腕を磨いた。

 メーンメニューは、南インドのチキンカレー(890円)と、季節野菜と豆を香味煮したサンバル(890円)。北インドのカレーが、カシューナッツやアーモンドなどの豆類や生クリームを使った豪奢な味付けが多いのに対して、南のものは汁気が多く、比較的さっぱりしているのが特徴。ナンやチャパティなどの小麦で作ったパンが主食である北に対して、南の主食は米。同メニューにはナンではなく、カレーと別皿でライスが付く。サイドメニューの「サンバル」は、ベジタリアンが多いといわれる南インドではポピュラーな料理。スパイスが効いているが野菜をふんだんに使っているため、みそ汁に似た優しい味つけになっている。

 店舗面積は36平方メートルで、席数は、テーブル3卓、カウンター席6席を含む計24席。下北沢駅南口から茶沢通りに伸びるメインストリート沿いながら、最上階にあるため大きな窓から日ざしが差し込み、店内は開放感のある落ち着いた雰囲気。食事以外にも、インドのラム酒オールドモンク(1,155円)など酒類も用意する。今後は、ポルトガルやインドのワインも入荷の予定。

 店長の諏訪内さんは「下北沢には、お酒を飲んでも飲まなくても、落ち着いて手軽にきちんとした食事のできる店が少ない。南インドのカレーは野菜も多く使ってもたれないから、これからの暑い季節におすすめ。手をかけた美味しいカレーを気軽に食べに来てほしい」と話している。

 営業時間は15時~23時。月曜定休。

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