下北沢の小劇場「楽園」（世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903）で8月15日、劇団「レクラム舎」がSF作家の星新一さん原作の舞台「そらの時間ヒトのユメ」が上演される。

　公演は、小説家、星新一さんの作品をベースに脚本を作り、演出したもの。同劇団は4月にも星さんの作品「おーい でてこーい」を上演し、今回はその続編に当たる。上演される作品は星さんのファンから好評を得ている「さまよう犬」、「昇進」、「対策」、「マイ国家」など10作。出演する10人のキャストは18才から60代まで幅広い。「星作品は幅広い年齢に受け入れられているので、その年代に合わせるようにキャストを選出した」（劇団代表 鈴木一功さん）という狙いも。

　同劇団は1970年代から活躍しており、これまでにも芥川龍之介やチェーホフなどさまざまな文学作品を舞台化している。

「単なる星新一作品の紹介ではなく、劇団の表現としても優れた作品ができたと思っている。幅広い年代に来てもらい、星新一さんの現代にも通じるシニカルさやユーモアを感じてほしい」（鈴木さん）と話している。料金は、前売り3,500円ほか。公演は19日まで。

オフィス・レクラム舎小劇場楽園