下北沢北口に4月29日、時計とハンドメード時計ベルトの店「EARNEST GALLERY(アーネスト ギャラリー)」(世田谷区北沢2、TEL 050-1406-7883)がオープンした。
店舗面積は約16坪(売り場は約4坪)。経営はキャストプランニング。金森美典社長は時計専門店の企画・運営に12年携わった後に独立し、調布市で時計の企画製作会社を開業した。店長の森下由美子さんと共に約20年営業を続けてきたが、「ブランド品に固執しない自由な風土、街外れの落ち着いた環境にショップ兼工房を」という思いから下北沢に移転を決めたという。
現在は時計ベルト職人と金森社長、森下さんの3人で運営しており、店内は売り場と工房を兼ねる。森「売り場に力を入れたいという私の意見と、工房に力を入れたいという金森の意見を合わせて店舗を設計した」と森下さん。
人気商品は、江戸時代の時刻制度「不定時法」を再現した「江戸之刻」シリーズ。不定時法では、昼と夜の長さの変化に合わせて時刻を調整する必要があり、同シリーズでは12種類の「干支リング」を1カ月ごとに交換する仕組みを考案。時刻の調整を可能にした。「いなせな懐中仕様」(2万340円)、「小粋な腕巻仕様」(2万5,704円)など。デザイナーの日野譲さんがデザインを手掛けた「Art Time Collection CAT-FISH」は黒ネコと白ネコの2種類(各1万7,280円)もラインアップする。
ハンドメードの時計ベルトは「スタンダード マットクロコ 竹斑」(1万8,360円)、「ロングベース マットクロコ 竹斑」(2万7,000円)、「極厚フラットDバックル仕様 マットクロコ 竹斑」(1万8,360円)など。時計ベルトのオーダーメードは早ければ1週間程度で完成するという。
営業方針について、森下さんは「ものづくりに対して誠実であると同時に、ばか正直でいたいと思う。たとえ下手な商売であっても、どのお客さまにも平等なサービスを提供していきたい」と話す。
営業時間は11時30分~19時。火曜・祝日定休。インターネット販売にも力を入れている。