下北沢の北澤八幡神社(世田谷区代沢3、TEL 03-3422-1370)で9月2日・3日、「北澤八幡秋まつり」が開催される。
戦前から続く収穫祭として、子どもみこしや大人みこしがまちを練り歩き、境内に総勢20基のみこし・山車(だし)が宮入りする同祭。
神楽殿では2日に「世界平和を祈るつどい」「神楽」、3日に「舞楽(ぶがく)」の奉納が行われる。このほか、上方舞(吉村流)や巫女(みこ)舞の伝統芸能、ベリーダンスやフラダンスなどを披露するほか、4年に一度開催の「世界平和を祈るつどい」では、珍しいイスラム教講話なども行う。
同神社権禰宜(ごんねぎ)の矢島早苗さんは「昔この一帯は水田が広がる地域で、収穫を感謝するお祭りだったが、現在は氏子崇敬者が毎日安全に豊かに暮らせることを神様に感謝するお祭りとして親しまれている。地元の方はもちろん、役者やミュージシャンなど夢をお持ちの方は、祭りをきっかけにお参りに来てほしい」と話す。
「地元の方から心のふるさととして慕っていただいている氏神であり、地方から来た方も温かく迎える懐の深い神様でもある。多くの方の記憶に残る心のよりどころになれば」とも。
みこし宮入り開始は3日13時から。