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下北沢トリウッドが20周年 記念イベント第1弾は映画「ほしのこえ」上映

「ほしのこえ」メインビジュアル

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 下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)が昨年12月22日、開館20年目を迎えた。

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 同館では開館20周年記念企画第1弾として2月2日、新海誠監督のアニメ映画「ほしのこえ」上映イベントを行う。

 新海誠監督の商業デビュー作となる同作は、2002年に同館で初上映された。上映イベントは、2002年の上映初日と同じ日に行う。当日は通常上映回のほか、トークイベントやプレゼント抽選会を行うイベント上映回も予定している。トークには新海監督のデビュー当時を知る同館代表の大槻貴宏さん、「ほしのこえ」プロデューサーの萩原嘉博さん、コミックス・ウェーブ・フィルムの落合千春さんが登壇する予定。

 トークイベントの内容について、大槻さんは「ネットで動画が見られる時代に、『君の名は』は何度も映画館に足を運ぶ中高生がいた。数千人から数千万人の人を動員する監督となったが、17年前に『ほしのこえ』を見た人が受けた衝撃は、『君の名は』を見た人が感じた衝撃と変わらないと思っている。そういった思い出話になるのでは」と話す。

 「『ほしのこえ』上映初日に、実は新海監督も席にいて見ていた。上映が終わり、観客から拍手が起こったことが、今でも忘れられないと監督から聞いている」とも。

 同館では、持ち込みされた短編作品を無審査で上映し、200人以上の動員があれば正式にロードショーできる「スニークプレビュー」システムがある。

 新しい才能を世に送り出すことへの思いについて、 大槻さんは「今は動画配信という手段もあるが、以前は新人の発表の場がほかになかった。作品は作ったら見せたくなるもの。観客の反応を見るのは怖いものだが、誰かの気持ちを動かすことができれば『次の作品を作ろう』という励みになる。これからも才能ある新人を応援していきたい」と意気込む。

 2月2日の通常上映は14時から。チケットは600円。当日会場受付で販売する。

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