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下北沢で「アイスと雨音」上映&トーク クライマックスシーンの劇場で鑑賞

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 下北沢の本多劇場(北沢2)で、「『アイスと雨音』本多劇場 特別上映&トークイベント」が、2月12日に開催される。

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 映画「アイスと雨音」のブルーリボン賞作品賞ノミネートと、2月6日から開始した舞台「みみばしる」の上演を記念して開催される同イベント。「アイスと雨音」は、6人の少年少女の1カ月を74分ワンカットで描いた青春物語で、昨年に全国公開された。本多劇場で予定していた公演が中止になるという松居大悟監督自身の経験をもとに作られ、挫折を経験する若者の心の葛藤などを描く。ロケは、舞台の稽古場である本多スタジオ、本多劇場、下北沢の街中で行われた。

 イベント開催の経緯について、プロデューサーの阿部広太郎さんは「舞台が中止になった劇場で、劇場に突入する映画を上映する。舞台『みみばしる』の休演日に、上映を行えたら凄いことが起こるのではないかと思い、準備を進めてきた。会場は『アイスと雨音』のクライマックスシーンの舞台となる本多劇場。映画のシーンと同じ場で鑑賞することで作品の世界観に没入でき、登場人物になったような体験ができると考えた」と、話す。

 「映画のクライマックスで6人は誰もいない劇場に突入した。イベント開催時に観客の皆さんが会場を埋めれば、映画とは違ったラストシーンを迎えることができる。本来、映画は決められた結末に向かっていくものだが、当日は異なる光景が見られるかもしれない。それはつくり手と鑑賞する方たちが、一緒に映画を進化させていく試みになる。まだ誰も味わっていない感覚を共有できる場となり、嬉しく思っている」とも。

 トークイベントには松居大悟監督、「アイスと雨音」のキャストの森田想さん、田中怜子さん、田中偉登さん、戸塚丈太郎さん、若杉実森(凩)さんが登壇。MCは阿部さんが行う。

 「『アイスと雨音』は、うまくいかない現実に対しての向き合い方を描いた作品。仕事や社会、その他の不条理な出来事に立ち向かっている人たちは、現実と立ち向かうこの物語と出会い、勇気をもらってほしい」と、阿部さんは来場を呼び掛ける。

 上映とトークイベントは同日2回開催。開映時間は1回目=15時30分、2回目=19時。チケットは通常チケット=2,000円、映画パンフレット付チケット=2,800円。

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