「よしむらプロレス」が6月2日、下北沢のカフェバー「ARENA下北沢」(世田谷区北沢2)で開催される。
同店の従業員で劇団員の吉村公佑さんが主宰する同興行は、今回で3回目。きっかけは「もともと常連だったマスクドミステリー選手と、自分の後輩でプロレスラーになった室田渓人選手が、ARENA下北沢で試合するのを自分が見たかったから」と話す。「一度やってみたら警察が来るほど盛り上がってしまい、気付けば3回目を迎えてしまった」とも。
店内にはリングを設置するスペースがないため、選手らは店内に敷かれたマットの上で試合をする。「時には場外乱闘で選手が店内を所狭しと暴れ回るなど、狭い空間だからこそ味わえるプロレスの魅力が詰め込まれている」と吉村さん。
これまでの興行を振り返り、「お客さんのノリがものすごく良くて、全国のいろいろな会場で試合をしている選手たちも驚くほど」と話す。「プロレスを初めて見た1歳児が、選手同士のぶつかり合う音にびっくりして泣いてしまったのに、途中には泣き止んで、試合後にはその選手とハイタッチまで交わしていたのが印象的だった」というエピソードも。
当日は、選手9人が参加し、4~5試合ほどを行う。
吉村さんは「マットプロレスは『選手との距離が近くて迫力がある』と好評。狭い会場だからこそ客同士の一体感を楽しめるので、ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~13時。チケットは3,500円(1ドリンク別)、小学生以下無料。チケットの問い合わせは、メールと吉村さんのツイッターアカウントで受け付ける。