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国士舘大学の学生が「やぐら」作り 地域の祭りでお披露目へ

建築学系の学生ら

建築学系の学生ら

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 国士舘大学(世田谷区世田谷4)で7月22日、建築学系の学生が製作したやぐらの仮組みが行われた。

仮組みをする学生

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 理工学部理工学科建築学系の位田達哉ゼミは、区内の老人福祉施設「きたざわ苑(えん)」から依頼を受け、新しいやぐらを製作してきた。やぐらは「きたざわ苑納涼祭」や「玉川上水清掃協力会納涼盆踊り」で毎年使われてきたが、大人数で持ち上げて移動しなくてはならないなど、利便性に課題があった。

 学生らは授業の合間を縫って1カ月ほどで設計から加工までを行い、新たにキャスターを付けて移動しやすくしたほか、簡単に架け払いできるように組み立て方式や作業手順を検討した。工学部建築学系の講師・位田達哉さんは「木材が図面通りに加工できずボルトがうまく通らないなど苦労もあったが、現地での作業のしやすさも考えてボルト穴を大きめに取るなどして、現地合わせができるように対応した」と振り返る。

 やぐらは31日に本組みされ、「玉川上水清掃協力会納涼盆踊り」(8月3日、4日)、「きたざわ苑納涼祭」(18日)で使われる。

 位田さんは「建築学系3年生のゼミナール生が実習として製作し、4年生が卒業研究として製作全体を管理してきた。学生たちの成果物が地域の発展に寄与できることをうれしく思う」と話す。

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