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東京農大前世田谷通りにNY発の朝食店「egg」 「生産者が見える食」提供

東京農大世田谷通り店限定のオーガニックグリッツボウル(ベジタブル)

東京農大世田谷通り店限定のオーガニックグリッツボウル(ベジタブル)

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 朝食文化をブルックリンに広めたと言われる「egg」の姉妹店「egg(エッグ)東京農大世田谷通り店」(世田谷区上用賀2、TEL 03-3706-0151)が11月2日、オープンした。

ナイフを入れると半熟卵が溶け出すエッグロスコ

 「生産者の見える食」を提供したいとのオーナー、ジョージ・ウェルドさんの思いから、池袋店に次ぐ日本2号店の場所として、食材、生産者とも縁の深い東京農業大学の博物館カフェスペースが選ばれた。

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 そもそも「egg」東京進出のきっかけは、日本での運営会社代表がブルックリンの「egg」でたまたま食事をしたことだった。その味や雰囲気に魅了され、「この店をぜひ日本でも」と決意。交渉を始めると、「品質にこだわった食材を、責任を持っておいしく調理し提供する」「社会的役割を果たす」といった理念にも共感し、その理念を元に東京での出店場所を選んだ。そうした背景もあり、1号店は池袋の勤労福祉会館に位置し、不定期で地域の子ども向けの夕食会などを開いている。2号店の東京農大世田谷通り店も、生産者とより距離の近い店づくりを目指している。

人気メニューは、「エッグロスコ」(1,080円)や「ブリオッシュ フレンチトースト」(Sサイズ950円、Rサイズ1,600円)、「ホワイトチェダーチーズオムレツ グリルトマト&グリーンサラダ」(980円)など。材料となる卵は広島県はやしなちゅらるふぁーむの平飼有精卵、牛乳は岩手県奥中山高原のものなど、オーナーが各地の農場に足を運びセレクトしたもの。付け合わせの野菜も産地直送の新鮮なものを使っている。

 同店限定メニュー(2018年12月現在)として、朝食メニューでは「オーガニックグリッツボウル」(シュリンプ、ベジタブル共に1,500円)。ランチメニューでは「フィッシュフライバーガー」(1,300円)を提供している。グリッツはアメリカ南部の伝統料理で、トウモロコシの実を粗くひき粥(かゆ)状にしたもの。

 「NY発の朝食というとパンケーキやフレンチトーストを想像するが、こうした日本人に合いそうなメニューも展開し、老若男女に楽しんでほしい。栄養価が高くおいしいグリッツという料理が、『egg』発で広まっていったらうれしい」と責任者の上原正太郎さんは話す。

 現在、東京農業大学とのコラボメニューも考案中で、「東京農大の卒業生が、生産者として日本各地で活躍している。『egg』が生産者とお客さまをつなぐ場になれたら」と上原さん。

 同店は朝から夕方までの営業で、各テーブルにはお絵描き用にクレヨンと画用紙を置くなど、親子連れ客への配慮も随所に見られる。上原さんは「eggは元々、NYのオーナーが『朝食をしっかり食べよう』というコンセプトで始めた店。この店で朝食や昼食を食べて一日のエネルギーチャージをしたり、家族団らんの場になれたりすればうれしい。おいしく楽しみながら、食、食材、生産者について感じることで子どもたちの食育にも役立てれば」と意気込む。

 営業時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日は8時~、冬期は16時30分まで)。定休日は休館日に準じる。

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