井の頭線下北沢駅の対話型AI窓口案内ロボ「下北沢レイ」が京王線新宿駅へ異動して約1カ月がたった。運営は京王電鉄(多摩市)。
同ロボは今年3月、井の頭線下北沢駅中央改札口の新設に合わせ、駅利用客への「案内業務」を担うために同社の「新入社員」として導入された。駅利用客からの乗換案内、駅構内や周辺の案内、運行情報などの問い合わせに音声とディスプレーで回答し、訪日外国人を含む1万6000人以上に利用されてきた。
先月20日に始まった「ラグビーワールドカップ2019」に向け、同ロボは18日に新宿駅京王百貨店口の券売機横に「異動」。「主任職(管理職)」へ昇進し、話し掛けるだけで自動的に言語を判断するなどのバージョンアップを行った。
京王電鉄広報部担当者は「現在は、日本語、英語、中国語、韓国語に対応しており、新宿駅では初日から訪日外国人の方に話し掛けられている姿が見られた。ラグビーワールドカップを盛り上げていければ」と意気込む。