屋外スペース「下北線路街 空き地」(世田谷区北沢2)が9月24日、下北沢交番横にオープンした。運営は小田急電鉄。
小田急電鉄が発表した「下北線路街」の開発コンセプト「BE YOU. シモキタらしく。ジブンらしく。」を体現する空間として2020年度まで約1年半の期間限定で営業する同スペース。
敷地面積は約1,400平方メートル。「みんなでつくる自由なあそび場」をコンセプトに、屋外ステージとスクリーンを設置した芝生エリアやイベントエリアからなるレンタルスペースを構え、音楽イベント、お笑いライブ、祭り、マルシェなど、さまざまな用途を見込む。イベント開催日以外は子どもたちの遊び場として開放する。
敷地内には、下北沢の日本料理店「namida」社長の田嶋善文さんがプロデュースするカフェ「空き地カフェ」を併設する。イベントやニーズに合わせたメニューを展開する予定。メニューは、生ビール、「レモンバジルサワー」(以上、500円)、「エルダーフラワーオレンジソーダ」(400円)、「烏龍ティーラテ(soy milk)」、カフェラテ(以上、440円)など。
同スペースにはこのほか、トライアル出店などができる業務用厨房設備を備えたレンタルキッチン「空き地キッチン」、最短半日から貸し出すキッチンカーエリア(3台分)などを用意する。今後は下北沢にゆかりのあるアーティストによる音楽イベントや、本多劇場グループと連携した演劇イベントなどを開催する予定という。
芝生スペースに積まれた土管のオブジェは、ツイッターで「ドラえもんの空き地感がすごい」などの声が上がっている。
小田急電鉄 生活創造事業本部 開発推進部の向井隆昭さんは「オープン日に『ラジオ体操がしたい』という声が寄せられたので、早速26日から開始した。毎朝8時30分から芝生の上でラジオ体操をしているので、仕事前や散歩がてらに参加していただければ。これからも皆さんの『やってみたい』をかなえられる場になれればうれしい」と話す。
「空き地カフェ」の営業時間は8時30分~22時。