展覧会「松本れい子展『水』」が11月13日、下北沢の「ギャラリーHANA」(世田谷区)で開催される。
和紙を使ったオブジェ、アクリル画、墨絵、糸を使った作品を1997(平成9)年から発表し続けている松本れい子さん。ライブハウスで音楽とコラボしたライブペインティングや、自身の絵の前での舞踏パフォーマンスなど、既成概念にとらわれない作品作りを国内外で行ってきた。
同展のテーマは「水」。ギター弦の紙袋300枚以上を糸でつなぎ刺しゅうをほどこしたリサイクルアートのほか、墨絵、アクリル画などを展示する。「4年前、プロのミュージシャンから処分するはずのギター弦の紙袋をもらい、何か作品にしたいと思って始めた。紙袋に一針一針刺していく行為が、人生にもなぞらえるのではないか。なかなか進まない作業も、時間をかけることにより作品になっていく過程を楽しんでいる」と松本さん。
17日18時からは、松本さんの20年来の友人でミュージシャン・役者・脚本家の趙博(チョウ・パギさん)のライブも行われる。
松本さんは「毎日ギャラリーにいるので、どうぞいらしてください」と呼び掛ける。
開催時間は11時30分~19時。今月18日まで。