下北沢の書店「本屋B&B」(世田谷区代田2)が5月15日、予約制で営業を再開した。
同店の移転先となった、下北沢の小田急線線路跡地に開業した商業施設「BONUS TRACK」
ビールが飲める新刊書店として、2012年から下北沢で営業を続けてきた同店。書店の営業とあわせて、書籍にまつわるイベントを毎日開催していた。
4月1日に小田急線の線路跡地「BONUS TRACK」での移転オープンを迎えたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月3日より臨時休業を余儀なくされた。
今回の営業再開では、滞在時間が1時間までの予約制となる。店内利用客が最大3人までとなるよう、時間帯をずらして予約を受け付け、購入時の金額が1万円に満たない場合には、別途2,000円(以上、税別)のトートバッグの購入が必要になる。
予約の受付は、公共機関を利用せずに来店できる人を限定とした。マスクの着用や手指のアルコール消毒、店内の換気など、新型コロナウイルス対策を徹底する。
同店の寺島さやかさんは「平常通りの営業ができず心苦しいが、その中でも書店として提案できることをできる限り見つけて、本と読者の関係を豊かにしていきたいと考えている。この社会状況の中で、営業形態はこまめに変更する可能性があるので、ご来店の際はウェブをご確認の上ご来店を。新しい店をぜひ見ていただきたい」と話す。
同店は予約制での書店営業のほか、ネット配信イベント、オンラインストアでの通信販売、月額会員制のコミュニティサービス「わたしたちがブックストア」も継続して行っていく。