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下北沢にスリランカカレー専門店 フレンチシェフ「下北標準」に一石投じる

スリランカの最もベーシックなチキンカレーを元にアレンジしたという

スリランカの最もベーシックなチキンカレーを元にアレンジしたという

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 スリランカカレー専門店「カレーハウスハタ」(世田谷区代沢2、TEL 03-5432-9669)が下北沢にオープンして1カ月がたった。

「カレーハウスハタ」外観

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 小料理店「えにし」で昼時間を間借りして営業する。店主の鴫原(しぎはら)浩平さんは、下北沢でフランス大衆料理と自然派ワインの店「Cafe de Sept (カフェドセット)」を2017(平成29)年から営んでおり、8月8日に同店をオープンした。

 鴫原さんは「コロナウイルスの第二波に備えて開業した。前回の緊急事態宣言下で、フランス料理店としてできるだけの努力をしてテークアウト営業に対応してきたが、フランス料理は仕込みやオペレーションが複雑で体力的にも精神的にも疲労度合いが強く、もう少し楽に対応できる業態を模索していた。そんなとき、レストランでの修業時代に一緒だったスリランカ人のコック仲間に偶然再会し、その彼が賄いで作るカレーが本格的で素晴らしかったのを思い出した」と話す。

 スリランカカレーは、再会したスリランカ人シェフにレクチャーを受けたレシピをベースにして、日本人の舌になじみやすいようにアレンジを加えたという。

 「下北沢には90年代からなじみがあり、他の街と比較して、この街の様子や人などを良く知っていたため出店を決めた。正直、相場としての下北沢のカレーは、他の街と比べて価格がちょっと高い気がしている。手間や食材の原価など、フレンチを基準にして考えると、カレーはそんなに高級な料理とは思っておらず、下北沢標準には合わせずに、おいしいものを安く気軽に提供することを意識している」と鴫原さん。

 カレーのメニューは「ベースのチキンカレー」(800円)のみ。ご飯の量は200グラム、250グラム、300グラムから選べる。トッピングに「鶏肉のスパイシーサテ」(250円)、「半熟玉子」 (100円)、サイドメニューに、地中海でよく食べられているというブルグル(デュラム小麦)を使った「ブルグルの地中海風サラダ」(200円)を用意する。

 開店から1カ月がたち「ほぼ全てのお客さまに感想をお聞きしているが、ありがたいことにほとんどのお客さまから良い評価を頂いている」と鴫原さん。「近くに来られた際は、お気軽にお越しいただきたい。満足のいくお昼ごはんをお約束する」と呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~15時分。火曜定休。

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