下北沢にシェア型クラウドキッチン施設「DELICIOUS FACTORY 下北沢」が来年2月に開業する。
入居対象となるのは、初めての独立開業を目指す料理人や、ゴーストレストランの展開を検討中の飲食店、キッチンカーのホームベースなど。約28坪の施設内を6つの独立したキッチンスペースに区画分けし、各スペースにはガスレンジやオーブン、2曹シンク、冷凍冷蔵庫、コールドテーブルなど、必要な厨房(ちゅうぼう)機器をあらかじめ完備し、入居後はすぐに営業が始められるようになっている。一つの物件に複数のレストランを入居させることで、初期費用やランニングコストを抑え、仲介手数料や礼金、保証金などはゼロとなる。
営業形態はデリバリーをメインに、テークアウトも行う。「DELICIOUS FACTORY 下北沢」を運営するフードテラスから専任のスタッフが常駐し販売するため、入居者は営業用スタッフの雇用が不要となる。
フードテラス代表取締役の久保田太さんは「ウィズコロナの時代においても、前を向いて新しいチャレンジを行う飲食店や料理人さんがたくさんいる。そういった方々の力になれる事業を行っていきたい」と意気込みを見せる。
初期費用は50万円、月額利用料は30万円から。