下北沢に新たな映画館「K2」が2022年1月、開館する。場所は線路跡地を開発した「下北線路街」の商業施設シモキタエキウエから直結する「(tefu) lounge(テフ ラウンジ)」(世田谷区北沢2)。
同館を企画プロデュースするInclineの北原豪さん(左)と大高健志さん
同館を企画プロデュースするInclineによると、演劇やライブハウスが集い、さまざまな文化が深く根付く下北沢を文化の結節点と捉え、「下北沢を愛する人たちの共有地となるようなミニシアターを目指す」という。文化共有のためのチャレンジとして上映作品を深掘りする雑誌「K2」の発刊や、上映作品や関連作品のオンライン配信なども予定している。
InclineのLLP役員・大高健志さんは「文化の公共性である映画館を、下北沢に関わる人たちが主役となるコモンズとして運営していくことで、下北沢に、映画文化に貢献することができるのではないか」と話す。「1人でも多くの人に『映画館で映画を見る時間』をより良く届けることができるように頑張っていきたい」と意気込む。
現在、クラウドファンディングで資金を募っており、金額によって鑑賞券やTシャツ、半日館長などのリターンを用意する。1月31日まで。