ホーキング青山さん、下北沢でライブ-過激フレーズ交え1時間半

自身の体験談から時事ネタまで、よどみなく漫談を繰り広げるホーキング青山さん

自身の体験談から時事ネタまで、よどみなく漫談を繰り広げるホーキング青山さん

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 下北沢南口の「北沢タウンホール」(世田谷区代沢2、TEL.03-5478-8006)で5月27日、お笑いタレントのホーキング青山さんによる「ホーキング青山トークライブ2008」が行われた。

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 青山さんは東京都大田区出身。1994年にデビューして以来、「史上初の身体障害者お笑いタレント」として話題を集めている。芸名は青山さんと同じく両手両足が不自由なイギリスの理論物理学者スティーブン・ホーキングさんに由来する。電動車椅子の上から、障害者についての差別や偏見、障害者の私生活、障害者への善意などを皮肉・風刺を込めて笑いにするネタが特徴。また、「身障者・お笑い芸人という生き方」や、ビートたけしさんとの対談本「日本の差法」などの著作も。

 同イベントは青山さんが毎月1回、「普遍的なしゃべりの確立」のために、ネタおろしを含む漫談や落語を披露する勉強会。2年半前から始まり、同ホールでは一昨年の夏より開催している。この日はバラエティー番組「エンタの神様」などで活躍している南野やじさんらを招いて行われた。

 会場は同ホール内の集会室。「ここはまるで夜中の学校ですね」とお笑いライブの会場らしからぬ集会室の雰囲気を冗談にする2人のフリートークを皮切りに、青山さんが漫談を披露。「あなたのハートにトラウマを」「世の中、下には下がいる」と過激なフレーズを交えつつ、家庭や養護学校時代の体験談、さらに最近話題となった聖火リレーなどの時事ネタを語り、会場をわかせた。最後は南野さんらが持ち芸を次々と展開。1時間半にわたるイベントが終わると、会場に詰めかけた約30人は惜しみなく拍手を送った。

 青山さんは終演後、「この勉強会には独特の雰囲気がある。演者との距離が近いからなのか、(客席は)最初はいつも戸惑うような空気。でも、ここで笑わせることができれば、ほかの機会にすべることはない。最近、ここでの経験が力になっていることを実感している」と話した。

 次回は6月23日、新宿で開催する。

ホーキング青山オフィシャルホームページ

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