演劇とダンスの境界を越える「冨士山アネット」、下北沢で新作上演

「太陽」より。冨士山アネットの舞台では楽器、映像、人形などが駆使されることもある

「太陽」より。冨士山アネットの舞台では楽器、映像、人形などが駆使されることもある

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 作家・演出家・振付家の長谷川寧さんが主幸するユニット「冨士山アネット」の新作「不憫(ふびん)」が12月26日~29日、下北沢南口のザ・スズナリ(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で上演される。

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 同ユニットのメンバーは作・演出・振付を担当する長谷川さんと衣裳パフォーマーの山下和美さんの2人。セリフを徐々に身体の動きに変えるという過程を経た独特な演出方法で、ダンスと演劇とのジャンルの壁を越えるような身体表現に定評がある。同ユニットは、これまでにアゴタ・クリストフの戯曲「怪物」やデヴィッド・ボウイのヒット曲「Life on Mars?」、シェイクスピアの「ハムレット」をモチーフにした作品などを上演。今年1月にはシアタートラム(世田谷区太子堂4)で上演した、「ファウスト」をモチーフにした新作「太陽」で話題を呼んだ。

 今回の新作はオリジナル作品で、舞台は病院。長谷川さんは「テーマは『進化する身体』。数々の不憫な人間が、その肉体を必要に駆られて変えていく様を描く」と見どころを話す。

 開演時間は、26日=20時、27日=15時・19時30分、28日=15時・19時30分、29日=14時・18時。チケットは、前売り一般=2,800円、当日=3,000円ほか。28日19時30分の回は演出家の小野寺修二さん、29日14時の回は作家の乗越たかおさんを迎え、上演後に長谷川さんとのトークを行う。

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