下北沢南口商店街(世田谷区北沢2、TEL 03-3413-3218)では5月初旬から、付近にある6本の通りの愛称を募集している。
愛称を募集しているのは、南口駅前から茶沢通りに伸びる通りなど6本。付近の商店主の間では以前から「お客さんに店の場所を教える際に説明しづらい」という声があった。通りに名前を付け、わかりやすくしようと考えたことが募集のきっかけだという。
名前を募集している通りの1本である、南口駅前から代沢三差路に延びる約250メートルの通りは以前「マルイ通り」と呼ぶ人もいた。しかし、名前の由来だった「マルイアウトレット下北沢店」が2008年に閉店。こうした経緯もあり、「特定の店名が入った名称ではなく、長く親しまれやすい愛称が決まれば」と同商店街理事長の吉田圀吉さん。
付近の焼き鳥店「つ串亭」(北沢2)の代表・木村敏さんは「下北沢は地元の人以外からも愛されている街だと思う。下北沢に親しみを感じてくれている方たちに、ぜひ名前を付けてもらえれば」と期待を寄せる。
応募は5月末締め切りの予定だが、まだ予想より応募数が少ないため、多くの応募を呼び掛けている。採用者には、同商店街で買い物や飲食ができる1万円の金券を贈呈。6本すべての通りでも、いくつかの通りだけでも応募可能。応募方法は同商店街のサイトで確認できる。
愛称の発表は6月中旬を予定。