取り壊し予定の駅前市場など3カ所で「下北沢大学」-今夏開催へ

「下北沢大学」の校章

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 「しもきた商店街振興組合」は今夏、下北沢北口の路上や空き店舗を利用した一般参加型のワークショップイベント「下北沢大学」を開催することを発表した。

オリジナルTシャツを着て会議に挑む運営メンバー

 開催期間は8月14日~22日。会場は、再開発計画で取り壊しが予定されている「駅前市場」(世田谷区北沢2)の空き店舗や、複合商店街「東洋百貨店」(同)の入口付近など3カ所。下北沢にゆかりのある約20人のアーティストが、「キャンパス」に見立てた各会場で、親子連れなどを対象に有料のワークショップを実施する。同組合の理事長・柏雅康さんは、「参加費はテーマごとに異なるが、どれも数百円程度の材料費。夏休みの自由研究をかねて、気軽に参加してほしい」と話す。

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 同ワークショップのきっかけは「駅前市場の取り壊しが決まったこと」。柏さんは10年前まで、駅前市場内で祖父の代から続く鮮魚店を経営していた。思い出の場所が無くなってしまうことにさみしさを覚え、「はなむけ」の意味も込めて、開催を決めたという。「ここに市場があったことを忘れないでほしいと思った。子どもたちや、これからを担う若いアーティストがイベントを通じて、下北沢の多様な文化に関心を深めてくれるとうれしい」(柏さん)。

 同ワークショップの企画・運営のほか、世田谷区内の地域活性化事業のコンサルティングにも携わる東京城南中小企業診断士会(港区)の松井正明さんは、会場となる北口周辺は、「劇場やライブハウスなどの多い南口とは異なる地域性が魅力。アートやカルチャーの街としてのブランドを『下北沢大学』から確立していきたい」と意気込む。今後、年3回の定期的な「開校」を目指す。

 参加アーティストやタイムテーブルは、同組合のウェブサイトで随時発表していく。

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