代々木上原のベーカリーが東北沢へ進出-シェフ兼店長は24歳女性

東北沢駅北口からすぐ。夕方になると主婦や夫婦、家族連れが行きかう

東北沢駅北口からすぐ。夕方になると主婦や夫婦、家族連れが行きかう

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 東北沢駅前に11月3日、ベーカリー「Boulangerie Main Mano(ブーランジェリーマンマーノ)」(渋谷区大山町、TEL 03-6407-8310)がオープンした。

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 同店は、「main mano foods(マンマーノフーズ)」(渋谷区)が経営する代々木上原近くの「Boulangerie et Cafe Main Mano(ブーランジェリー&カフェマンマーノ)」(同)の2号店。1号店はカフェとして営業しているが、同店はパンの製造と販売のみを行う。三越銀座店(中央区)内の「DENMARK・THE ROYAL CAFE(デンマークザロイヤルカフェ)」や「リーガロイヤルホテル東京」(新宿区)にも商品を提供している。

 社長の毛利将人さんはかつてスキージャンプの選手としてワールドカップなどで活躍した経験を持つ。21歳で引退した後、パンの修行のためフランス、ベルギー、イタリアなどへ渡り、26歳で帰国。その後、「リーガロイヤルホテル東京」内のベーカリーでアシスタントを経てシェフを務め、31歳で独立。「12歳のころ、スキーの関係で北海道に住んでいたとき、近所によく遊びに言っていたパン店があった。そこの店長に『お前は大人になったらパン屋になるんだ』と会う度に言われていたせいか、自然とこの道に進んでいた」と振り返る。

 店舗面積は約15坪。店長兼シェフを務めるのは現在24歳の末吉絵里さん。毛利さんは「通常は10年ほど経験を積んで店長やシェフになるものだが、彼女は5年目ながら十分な素質がある。約25キロのパン粉を一人で運ぶなど同世代の男性にも負けない根性がある一方、店頭ではやわらかい笑顔で接客する」と末吉さんを絶賛する。

 メニューは、フランス産の発酵バターを使用し、生地作りから焼き上げまで3日かけるという「クロワッサン」(230円)、東北沢店で特に売れているという「焼きカレーパン」(280円)、豆乳と豆腐を使い、隠し味に味ポン酢を足した「豆乳食パン」(450円)、末吉さん自ら開発した「カラメルクリームパン」(200円)など。ドリンクメニューは「ブレンドコーヒー」「アメリカンコーヒー」(以上350円)、「カフェオレ」「エスプレッソ」(以上400円)など。

 東北沢に店舗を構えた理由について、毛利さんは「東北沢は下北沢に比べ、やや大人しいイメージがある。店を起点に、東北沢をもっと盛り上げていければ」と話す。

 営業時間は9時~19時。火曜定休。

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