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下北沢のカフェで「世田谷スパイス倶楽部」-松尾貴史さん監修

「カレーが好きな人たちへ、ゆっくりじわじわ広めていきたい」と松尾さん

「カレーが好きな人たちへ、ゆっくりじわじわ広めていきたい」と松尾さん

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 下北沢北口のカフェ「スロー・コメディー・ファクトリー(通称スロコメ)」(世田谷区北沢3、TEL 03-6751-3246)内に3月19日、土日限定のカフェ「世田谷スパイス倶楽部」がオープンした。

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 「スロコメ」と、隣接するカレー店「般゜若(ぱんにゃ)」(北沢3)、渋谷のカレー店「bar まはから」の3店が共同運営する。オープンのきっかけは、「般゜若(ぱんにゃ)」(北沢3)のオーナーで、「スロコメ」オーナーの須田泰成さんと交流があった俳優の松尾貴史さんの提案から。「カレー店を運営するうちに、カレーのうまみや辛みだけでなく、スパイスの香りの奥深さに引かれるようになった。チャイでも飲みながら、スパイスについて語り合えるような場を作りたいと思った」(松尾さん)

 メニューは、「マサラチャイ」(450円)、「マサラコーヒー」(500円)、「季節のラッシー」(550円)、インドのアイスクリーム「クルフィ」(200円)など。物販コーナーでは、松尾さんが監修する手作りカレーキット「オリジナルMIXスパイスチキンカレーSET」(650円)を販売。「まはからのオーナーである渡辺さんに協力してもらい、味やバランスについて何度も微調整を重ねた。家でも手軽に作れる本格的なキットになった」(松尾さん)

 松尾さんと宮城県石巻市の缶詰メーカー「木の屋石巻水産」が共同開発した「スパイシー鯨術(げいじゅつ)カレー」(630円)はすでに完売。松尾さんは「木の屋も、今回の震災によって津波で工場が流されてしまった。微力ながら力になれればと思い、缶詰の売り上げの全てを石巻市に寄付した。どんなに時間がかかったとしても、必ず復興するまで待ち続け、また木の屋さんと缶詰を作る」と話す。

 営業時間は11時30分~22時。開店時間などは随時ツイッターで告知する。

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