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下北沢のカフェ、石巻のみそ蔵とのコラボ商品「長寿みそラスク」販売

松友さん(画像左)と、aishiさん(右)。中央のイラストは、ミクスチャーと店長の中井さんを描いたもの。店内で撮影

松友さん(画像左)と、aishiさん(右)。中央のイラストは、ミクスチャーと店長の中井さんを描いたもの。店内で撮影

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 下北沢北口のべーカリー&カフェ「MIXTURE(ミクスチャー)」(世田谷区北沢3、TEL 03-5453-7677)は現在、宮城県石巻市の老舗みそ蔵「高砂長寿味噌本舗」とのコラボ商品「下北沢×石巻 長寿味噌ラスク」を限定販売している。

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 高砂長寿味噌本舗は石巻にある本社工場が被災。6月から一部で稼働を再開した。高砂長寿味噌本舗とミクスチャーを引き合わせたのは、下北沢のカフェ「スローコメディーファクトリー」(北沢3)内で営業している「木の屋cafe」。木の屋cafeは、東日本大震災で被災した「木の屋石巻水産」(石巻市)の支援と復興を目的に営業している。「木の屋」の商品開発担当である松友倫人さんは「『木の屋』の商品『金華さば みそ』は『高砂長寿味噌本舗』から仕入れたみそで製造している。弊社の味を長年支え続けてくれている老舗企業の味を都内でも広めていきたいと考えた」と話す。 

 ミクスチャーと「木の屋cafe」は以前からコラボ商品の開発を行っており、今回は「高砂長寿味噌本舗」のみそを使ったラスクを開発。「ミクスチャー」店長の中井さんは「ラスクの表面にシュガーバターとみそをあえて塗り込み焼き上げた。濃厚な仙台みその風味と、ラスクの甘さが相まった新鮮な味」と話す。1パック180円で販売し、30円を石巻の企業復興支援として寄付する。今後は下北沢の他店舗にも販売を広げたい考え。 

 ラスクのパッケージデザインは、下北沢のカレー店「般゜若(ぱんにゃ)」や「木の屋cafe」のメニュー表、店内ディスプレー、駅前食品市場内のシャッターなどにイラストを提供しているaishiさんが手掛けた。現在、ミクスチャー店内でイラスト展を開催している(今月30日まで)。

 「下北沢でだんだんと縁ができていくうちに、こうしてイラスト展をやらせてもらったり、商品のパッケージを制作することになった。人と人とのつながりの大きさを実感する」とaishiさん。松友さんは「自分は皆さんをつなげただけだが、こうしたつながりが支援の輪になっていければ」と期待を寄せる。

 ミクスチャーの営業時間は7時30分~22時。「下北沢×石巻 長寿味噌ラスク」の販売は年末いっぱいを予定。

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