下北沢の野菜物販イベント1周年-きっかけは社内のベビーラッシュ

須賀大介社長(写真右)とスタッフの小出麻子さん(写真左)

須賀大介社長(写真右)とスタッフの小出麻子さん(写真左)

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 下北沢北口の眞龍寺(世田谷区北沢2)で10月17日、産地直送野菜の物販イベント「ママンカ市場」1周年を記念した「ママンカ市場 秋の大収穫祭」が行われた。

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 子育て中の母親を対象にしたライフスタイルウェブマガジン「ママンカ」のイベントとして昨年10月に始まった同イベント。「農家と下北沢在住の人とが直接触れ合える場所」をテーマに、毎月第4日曜に開催。ウェブコンサルティングなどを行う「スマートデザインアソシエーション」(同)が運営する。

 開催のきっかけについて、社長の須賀大介さんは「昨年は僕を含め、社員4人に子どもが生まれた。子どもだけでなく、お母さんも楽しめるサービスができないかと考え、自社でウェブマガジンとイベントを運営することを思いついた」と話す。須賀さんは茨城県出身。イベント開催にあたって、知り合いの農家などに声をかけた。当初200人程度だった利用客も、今では1,000人を超えることがあるという。

 イベント当日は、山梨県と茨城県から6軒の農家が参加。店頭にはインゲンやピーマン、ルッコラ、小カブ、ミズナ(200円~)などの新鮮野菜が並び、試食しながら買い物を楽しむ子ども連れの利用客が目立った。ワークショップでは、まきストーブを使った手作りピザ教室も開催。子どもたちは興味深そうに生地を広げるところから始めるピザ作りに挑戦していた。このほか、栃木県による「地方への移住相談コーナー」も開設。農家のイベント出店料は1,500円で、当日の売り上げはすべて参加農家のものになる。

 イベントの反響について、須賀さんは「道を歩いていて、リピーターになってくれたお客さまから声をかけてもらえるようになった」と笑う。今後について、「月1回ではなく、毎週開催することを目標にしたい。販売以外でも、もっと楽しんでもらえるワークショップを開催できれば」と意気込みを語る。

 「秋の大収穫祭」は今回を含め2回開催。次回開催は11月21日10時~16時。通常の「ママンカ市場」は10月24日11時~16時。雨天決行。

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