下北沢に「82 マッコリダイニング」-韓国人カップルが開業

シンさん(左)とユさん(右)。「82マッコリダイニング」の「82」は、韓国に国際電話をかける際の国番号からとったという

シンさん(左)とユさん(右)。「82マッコリダイニング」の「82」は、韓国に国際電話をかける際の国番号からとったという

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 下北沢南口に10月12日、韓国料理を提供するダイニングバー「82マッコリダイニング」(世田谷区代沢5、TEL 03-5787-8219)がオープンした。

 同店は韓国人のユ・ジュウさんとシン・アミさんが共同経営する。2人は日本に留学生として訪れ、渋谷の韓国焼き肉店でアルバイトをしていた際に出会った。その後、シンさんは一般企業に就職、ユさんは調理師の学校に通っていたが、同店オープンを目指し独立。開業を考えたきっかけについて、シンさんは「日本の韓国料理店は焼き肉店が多いが、マッコリや韓国家庭料理など、まだまだおいしいものがたくさんあることを広めたいと思った」と話す。

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 店舗面積は12坪。カウンターは4席、テーブルは8席、座敷は12席。「若い外国人ということで、なかなか物件を借りられなかった」ため、テナント探しには半年以上かかったという。「快く貸してくれた今の大家さんには本当に感謝している」とも。

 同店で提供する「マッコリ」は韓国の醸造酒で、主に米と麹から作られたにごり酒。アルコール度数は6~8%と低め。「おすすめ」は「純生マッコリ」(500円)。シンさんは、「生マッコリは、通常のマッコリのように殺菌のための熱処理が加えられず、貯蔵状態でも自然発酵される。そのため味わいがまろやかで、含まれる乳酸菌はマッコリの約100倍。韓国では生マッコリが主流だが、保存期間が短いためなかなか輸出されなかった。近年は技術の向上により日本でも手に入るようになった」と話す。

このほか、「ソウルマッコリ」(380円)「ジンロマッコリ」(430円)などのマッコリ各種のほか、バナナやイチゴのフルーツジュースで割った「マッコリカクテル」(670円)、ニンジンなど10種類の薬草で作られた「百歳酒」(450円)、「生ビール」(360円~)などを用意する。

 フードメニューは、一口大のレンコンやタラ、ジャガイモを少なめの油で揚げた「ジョン」(490円~)、豚肉や豆腐と野菜をすり合わせて揚げた「ドングランテン」(590円)、豚肉とキムチをレタスに挟んで食べる「皮付き国産豚肉のポッサム」(1,400円~)マカロニなどをキムチチゲに入れた鍋「ブデチゲ」(2人前=1,600円)、海鮮チヂミ(1,100円)、トッポギ(750円)など。

 下北沢について、シンさんは「10年前、初めて日本に来たときに下北沢を訪れ、かわいい建物や迷路のような道を歩いて、まるで現実を縮小した物語のような街だと思った。韓国にはない独特の風景に感動した」と振り返る。今後については、「内装があまり韓国料理の店っぽくないと言われる。韓国にあまり関心がなくても、ただ何となく入ってきてくれたお客さんに韓国の味を伝えていけるような店にしたい」とも。

 営業時間は17時~翌1時。

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