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下北沢のベーカリーがリニューアル-メニューにマクロビオティック採用

店名の「マクロビーナス」は、マクロビオティックと、高橋ミナさんの本名、「美奈子」が由来で、「パン焼き人」は安井さんを指す。「私のマクロビ知識と、安井さんのパン知識を合わせた店という意味が込められている」(高橋さん)

店名の「マクロビーナス」は、マクロビオティックと、高橋ミナさんの本名、「美奈子」が由来で、「パン焼き人」は安井さんを指す。「私のマクロビ知識と、安井さんのパン知識を合わせた店という意味が込められている」(高橋さん)

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 下北沢のベーカリー「パン焼き人」が6月9日、全メニューにマクロビオティックを採用したベーカリー兼カフェ「マクロビーナスとパン焼き人」(世田谷区代田1、TEL 03-3421-9399)としてリニューアルオープンした。

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 同店は、1999年に元オーナーの安井定義さんによって目黒区にオープン。その後、2005年に代田へ移転した。近年、安井さんが体調を崩したことから、現オーナーの高橋ミナさんが引き継いだ。

 高橋さんは約16年間、生花店に勤めていたが、退職後に乳がんを発症。2年間、マクロビオティックなどについて勉強を重ね、野菜ソムリエの資格も取得した。「病気になって、それまで以上に食事に気を使うようになった。無添加で栄養価の高いマクロビオティックへの関心が高まったのも、病気になったことがきっかけの一つ。私も安井さんも病気を経験していることもあり、より健康に良いパンを提供できる店にしたいと思った」(高橋さん)。

 店舗面積は販売スペース22坪、厨房18坪、席数は17席。内装は、前店の「軽井沢高原にある山小屋のイメージ」から、「ムーディーな大人の空間」に変えるため、照明にステンドグラスに変更するなどの工夫を施している。「以前はファミリー向けを意識していたが、今後はさらに大人の女性や、お子さんがアレルギーで悩む若いお母さんたちが来たくなる空間にしたいと思った」という。

 「リニューアル後は、動物性食品や、体を冷やすといわれている白砂糖の使用をやめた。砂糖は、大根からとれる『舐菜糖』や中国の神果というフルーツからとれる『羅漢果』などに変えた」(高橋さん)。リニューアル前に「一番人気」だった「くすくすのパン」(150円)は砂糖を変え、「シナモンロール」(140円)はバターを豆乳マーガリンに変えたという。新メニューは、ライスミルクを使用した食パン「ライスドリーム」(1斤=400円、ハーフ=210円)、フランスパンに海藻と根昆布を練り込んだ「海藻フィッセル」(240円)など。

 カフェ営業も行っており、季節のフルーツ果汁をシャーベット状にのせた「季節のグラニテ」(400円)や「オーガニック紅茶」(480円)などを提供。ランチタイムのみ、サラダや日替わりデザート、ドリンクがセットになった「有機野菜のミネストローネ」(1,200円)、「がんもどきバーガー」(1,000円)なども提供している。

 営業時間は10時~18時30分(ランチタイムは11時~14時)。

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