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下北沢で全盲少年の恋を描く映画「金星」公開-学生による商業映画

夜空を見上げる3人。左から渡辺真起子さん、大倉裕真さん、岸井ゆきのさん

夜空を見上げる3人。左から渡辺真起子さん、大倉裕真さん、岸井ゆきのさん

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 「学生による商業映画製作」を掲げる「トリウッドスタジオプロジェクト」の第6弾「金星」が10月29日から、下北沢南口の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で上映される。

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 同プロジェクトは、同館と専門学校「東京ビジュアルアーツ」(千代田区)による企画。2006年以来、企画・制作・宣伝などの全てを同校学生が担当し、映画の劇場公開とDVD化を毎年実現している。

 早川嗣さんが脚本・監督を務めた同作は、全盲の少年と弱視の少女が「デート」をするという設定。2人とそれぞれの介助者がハイキング先の山中で遭遇した大学生の行動をきっかけに揺れ動くさまを描く。少年を演じるのは映画「ブタのいた教室」「告白」などに出演した大倉裕真さん。顔にあざを持つ少女を演じるのは「ランウェイ☆ビート」に出演した岸井ゆきのさん。介助者を「愛のむきだし」などの出演作で知られる渡辺真起子さんと稲増文さんが演じている。撮影期間は約5日間、製作費は約300万円。

 早川さんは視覚障害者の友人との交流をきっかけに同作を構想したという。プロデューサーの山本達也さんは「これまでは監督自身を主人公に投影する作品が多かったが、今回は初めて他者をモデルに、本当の意味でのフィクションに挑戦している」と話す。

 入場料は、前売り=800円、当日=1,000円ほか。火曜休館。

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