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下北沢にエスプレッソ6種をそろえるカフェ-コンセプトは「街角の図書館」

バリスタの藤田知恵子さんと伊藤太星さん。藤田さんは10年間以上バリスタの経験があり、伊藤さんはイタリアでバリスタの修業をした経験がある

バリスタの藤田知恵子さんと伊藤太星さん。藤田さんは10年間以上バリスタの経験があり、伊藤さんはイタリアでバリスタの修業をした経験がある

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 下北沢北口にエスプレッソをメーンに提供するカフェ「anthrop. Espresso&Biblio(アンソロップ エスプレッソ&ビブリオ)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3465-0115)がオープンして約4カ月がたった。

エスプレッソを入れる藤田さん

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 店舗面積は約8坪、席数は8席。「BALLOND'ESSAI LATTE&ART(バロンデッセ ラテ&アート)」(北沢2)の姉妹店。店名は人類学を意味するアンソロポロジーから。イートインスペースにはグリッドフレーム(港区)が手掛けた鉄製の本棚が並ぶ。1区画ごとに知識人や常連客が紹介する書籍を置き、元「広告批評」編集長の河尻亨一さんや有名写真家の棚も。オーナーの久保寺敏美さんは「『街角の図書館』がコンセプト。『本物』を伝えることで、若者に気付きやきっかけを提供したい。先人の知恵や工夫を受け継げる場をつくった」と話す。

 メーンメニューは「エスプレッソ」(310円)。さまざまな国でアレンジされたエスプレッソを楽しめるのが特徴で、イタリアをイメージしたレモンピール入りの「ロマーノ」(320円)、同じくイタリアのチョコレート入りエスプレッソ「マロッキーノ」(340円)、キューバをイメージしたスパイス入りの「キュバーノ」(320円)など約6種類を提供する。

 「スペシャルティコーヒーの上位数パーセントのみを使った最高級のコーヒー豆や高品質の牛乳を使い、イタリアの一流コーヒー機器メーカー『ラ・マルゾッコ』のエスプレッソマシンで作っている。エスプレッソを通じて、農園士やバリスタの思いや飲まれている国や地域のストーリーを届けたい」と久保寺さん。

 このほか各種コーヒー、チョコレートドリンクも提供。フードメニューは「バナナブレッド」(250円)、「ブルーベリーマフィン」(350円)など、オーガニックと手作りにこだわったフードをそろえる。テークアウトにも対応。

 今後はイートインスペースでアートギャラリーを行ったり、夜に読書バーを開いたりする予定。「朝早い時間から営業しているので、出勤前の方もぜひ来店していただきたい。エスプレッソやアートで、日常がすてきに感じられるような文化を下北沢から伝えたい」と久保寺さん。

 営業時間は8時~18時。火曜定休。

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