下北沢で「商店街英語塾」-外国人旅行客へのおもてなしを目的に

開催の様子。画像提供は北口のジーンズ専門店「アリゾナ」(北沢2)

開催の様子。画像提供は北口のジーンズ専門店「アリゾナ」(北沢2)

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 下北沢一番街商店街振興組合が運営する「シモキタオープンイノベーション」(世田谷区北沢2、TEL 03-6796-2933)で毎月1回、参加無料の英会話教室「商店街英語塾」が開かれている。

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 「シモキタオープンイノベーション」では下北沢地域の活性化を目指し、「既存店舗の魅力アップ」「地域イノベーション」に取り組んでいる。これまでに若手芸人の発表の場提供や「感性寺小屋一番塾」と題した書写やリトミックの教室などの開催、天狗(てんぐ)まつりと同時開催の「シモキタエンターテイメント選手権」などのイベント、トライアル店舗の開設などを行ってきた。

 商店街英語塾は2012年10月にスタート。参加者は商店街の店主や従業員らが中心で、外国人へのおもてなしを目的に、接客や道案内などの初歩的な英会話を勉強している。下北沢は外国人旅行客が訪れることも多く、居酒屋店主らから「お通しを出すと『これは何?』『頼んでない』と驚かれたことも。英語で伝えられず困った」という話もあると言う。そのほか、「焼酎の割り方を説明する方法」「日本酒の熱燗(あつかん)と冷の説明の仕方」など、通常の英会話教室とは少し異なった授業を行っている。

 スタートから約1年半。シモキタオープンイノベーションの太田誠さんは、先日行われた「天狗まつり」で英語版パンフレットを配布したところ、昨年に比べて外国人参加者の増加を感じたという。「英語を用いて魅力を伝えることで客足が増えるという手応えを感じた」とも。

下北沢は昨年2月、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の改訂第3版の中で1つ星に選ばれている。太田さんは「五輪の開催により下北沢への外国人旅行客は今後さらに増えるはず」と見込む。「その際、下手でもいいから英語でコミュニケーションを取り、下北沢の魅力を使えることができれば。その活動がゆくゆくは街全体の活性化につながり、下北沢の客足が増えればうれしい」と意気込みを見せる。

開催時間は20時~。開催日はホームページで確認できる。参加を希望する場合はオープンイノベーションへの事前申し込みが必要。

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