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下北沢で「ミス理系コンテスト」 グランプリは大阪大・金田彩佳さん

グランプリに輝いた金田彩佳さんと、そのご家族

グランプリに輝いた金田彩佳さんと、そのご家族

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 下北沢南口のライブハウス「下北沢Garden(ガーデン)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3410-3431)で9月7日、理系学部に通う学生による「Miss Rikei Contest(ミス理系コンテスト)2015」が開催された。主催は理系のイメージアップを目的に活動する学生団体「CURIE(キュリー)」。

金田さんの書道パフォーマンス

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 「暗い・話し下手・男ばかり」など理系へのマイナスイメージを払拭(ふっしょく)する目的で開催される同コンテストは今回で4回目となる。今年のテーマは、「Girls Are Perfect」の頭文字を取って「GAP」。「Beauty(美しさ)」「Intelligence(知性)」「Personality(個性)」の3つを審査基準に、理系学部に通う女子大生6人がグランプリの座をかけて競演した。

 初の試みとなったファッションショーでは、理系ファッションの代名詞である「チェック柄シャツ」を取り入れたコーディネートを披露。それぞれの個性が光る内容となり、会場は大いに盛り上がった。このほか、専攻テーマの発表や、東京工業大学のサークル「サイエンステクノ」による実験クイズなどが行われた。

 当日までのウェブ投票と会場の観客による投票の結果、グランプリに選ばれたのは、大阪大学に通う金田彩佳さん(工学部工学研究科応用科学専攻・修士1年)。特技披露では、浴衣姿で書道七段の腕前を生かしたパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。「研究の日々になにか新しい刺激をと思い、出場した。家族のバックアップがあったからこそのグランプリ」と金田さん。

 今後の展望について「周囲の支えによって賞を取ることができた。これを機会に、まずは私が周りの人たちを支えることから世の中に還元していきたい。ゆくゆくは、理系に対するマイナーイメージを変えられるような人になりたい」とも。

 協賛企業のDHCによる特別賞を受賞したのは、慶応義塾大学に通う鈴木静佳さん(理工学部管理工学科 3 年)。研究発表では「立ち食いそば店の行列を管理工学科ではどのように解決するか」をスピーチで発表した。

 キュリー代表の芦澤百合佳さんは、「女子大生の活発な面と、理系の知性という『GAP』を見せられるコンテンツを練るのが大変だった」と話す。一方でSNSでの反響やウェブ投票数は例年の5倍を超えたといい、「『LINE NEWS』のトップに掲載されるなど、注目してもらえる機会が増えたように感じる。来年度は今回よりも規模を大きく開催できるようにしたい。高校生の進路に理系の選択肢が増えることを期待している」と熱く語った。

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