下北沢の映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で10月13日~26日、特集上映「『ペンギン・ハイウェイ』公開記念!才能が飛躍する! 石田祐康監督特集」が開催される。
上映されるのは、2009年に石田監督が学生時代に自主制作で手掛け、ニコニコ動画やユーチューブを通じて話題を呼んだ「フミコの告白」、文化庁メディア芸術祭新人賞受賞作の「rain town」、劇場デビュー作「陽なたのアオシグレ」を含む短編5作品。同館で10月1日から上映している石田監督の長編デビュー作「ペンギン・ハイウェイ」と同時期に展開する。5作品は続けて上映し、時間は合計で約45分。
「トリウッド」スタッフの山本達也さんは石田監督の短編作品の魅力について、「『陽なたのアオシグレ』は2013年に劇場公開されてから、当館でたびたび上映している。静かな世界観を構築した『rain town』を除いて、どの作品も飛ぶアクションが見ていて気持ちがいい。これはアニメーションでしか表現できない疾走感。短編作品は複雑なストーリ展開がない分、飛ぶアクションの面白さが凝縮されている」と話す。
さらに同特集について「石田監督はまだ若いので、これからも面白い作品を作ると思う。今特集ではスクリーンで見る機会の少なかった短編や初期作を良質の音響とスクリーンで楽しんでほしい。すでに監督の作品が好きだという人もまだ知らないという人も、『ペンギン・ハイウェイ』と合わせて鑑賞して監督の才能を感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
火曜定休。