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下北沢で東北地方のZINEを集めた即売会 テーマの「狭さ」「ニッチさ」に魅力

「BOOK MARKET 2018」出展時の様子

「BOOK MARKET 2018」出展時の様子

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 イベント「東北ZINE祭り」が10月27日・28日、下北沢の古本カフェ・バー「気流舎」(世田谷区代沢5、TEL 03-3410-0024)で開催される。

 「ふつうの人のふつうの暮らし」をテーマに、その土地ならではの生活を追った秋田のZINE「yukariRo(ユカリロ)」の編集部に所属する、カメラマン・高橋希さんと編集者・三谷葵さんによる東北地方のZINEの展示・即売会。秋田県内のZINEのセレクトはユカリロ編集部が、それ以外の東北地方のZINEのセレクトは盛岡のアートギャラリー「Cyg art gallery」が行い、会場には約30種類のZINEを並べる。

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 ラインアップの中でも、秋田の秋の風物詩「なべっこ遠足」をテーマにした「yukariRo」の最新号や、マタギの村として知られる阿仁(あに)の根子(ねっこ)集落での暮らしをまとめた「根子の本」(勝手に宣伝組合)、イラストレーターと郷土史家の2人組が秋田県内のプリミティブな人形道祖神を追ってつづり、全国11カ所に取扱店を広げるほどの人気を得た「村をめぐる不思議な神様」(秋田人形道祖神プロジェクト)などが注目の一冊だという。

 今回、下北沢の気流舎でイベントを開催することになったのは、気流舎の運営メンバーの一人である編集者からユカリロ編集部に誘いがあったことがきっかけ。三谷さんが東京から秋田に引っ越してZINEを作り始めたときから「その編集者の方は『ユカリロはパンクだ』と面白がってくれ、いつか気流舎でイベントをやろうと言ってもらっていた」という。

 ローカルな話題を取り上げるZINEについて「商業雑誌では『そんな特集、誰もやらないよ』というようなこともできる自由さがある。出版が東京中心の産業として発達してきたのに対して、地方出版やZINEにはテーマ設定に『狭さ』『ニッチさ』があり、そこに大きな魅力がある」とも。

 三谷さんは「東北のZINEを東京にいながらにしてたっぷり手に取れる珍しい企画なので来ていただきたい」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~20時。28日15時からは、ユカリロ編集部の2人と編集者の加藤淳也さんによるトークイベント「それでもZINEをつくるわけ」が開かれる。料金は投げ銭式で、1ドリンクのオーダーが必要。

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