井の頭線下北沢駅の対話型AI窓口案内ロボ「下北沢レイ」の外国語対応の実証実験が6月24日、開始された。運営は京王電鉄(多摩市)。
下北沢レイ今年3月、井の頭線下北沢駅中央改札口の新設に合わせ、駅利用客への「案内業務」を担うために同社の「新入社員」として導入された。駅利用客からの乗換案内、駅構内や周辺の案内、運行情報などの問い合わせに音声とディスプレーで回答する。
導入から3カ月で1万人以上が利用し、外国語で話し掛けている駅利用客が一定数いることを受け、同社はサービスの向上を図るため、新たに英語、中国語、韓国語での対応も開始したという。
京王電広報部担当者は「利用客の問い合わせ内容の約半数が鉄道に関する質問であり、約40%の利用客は『雑談・その他』で話し掛けていることから、広く親しんでいただけていると思う。今後、ラグビーワールドカップ2019が当社沿線の東京スタジアム(味の素スタジアム)でも開催される際には、海外の方も含めたより多くの利用客への案内が必要な新宿駅に『異動』する予定」と話す。