宿泊施設「illi Shimokitazawa(イリー シモキタザワ)」(世田谷区北沢2)が12月5日、下北沢にオープンする。運営はBARE NOTE STUDIO(同区)。
ミレニアム世代の訪日外国人観光客や国内旅行者をターゲットとした同施設は、仕切りを設けない間取り、対面で談話できるスペース、ホームパーティーも可能な50平方メートル以上の空間など、部屋の中でのコミュニケーションが生まれやすいようデザインしたという。
下北沢のシェアハウスで出会った3人が始めた同社。代表の黒木郁己さんは「シェアメイトだった当時、コーヒーミルでひいたコーヒーを一緒に飲んだり、シェアスペースでお薦めの音楽を流し合ったり、そのまま近所のバーに飲みに行っていろいろ人に会ったりと、下北沢のカルチャーのもとで、家の中でも外でもさまざまな人生が変わるほどの出会いと体験があった」と振り返り、「あのようなソーシャルが生まれる場所を作りたい、また下北沢は魅力的な街であるにもかかわらず、私たちのようなミレニアル向けの宿泊施設がないのはもったいない、世界中の同世代の方に体験してもらいたいという思いから作った」と話す。
黒木さんは「プレミアムなお泊まり体験『Sleepover Experience(スリープオーバー エクスペリエンス)』がコンセプト。広々とした仕切りのない空間で、グループで団らんできる空間設計になっている。部屋でホームパーティーを開催したり、部屋を拠点にグループ全員で体験をシェアしながら街を楽しんだりしていただければ」と呼び掛ける。
部屋数は4部屋。料金は1部屋(最大6人まで宿泊可)2万円~。