代田にメキシコ料理店「Peltre y Barro(ペルトゥレ・イ・バーロ)」(世田谷区代田1、TEL 03-5787-6863)がオープンして1カ月がたった。
店主の福嶋久典さんによると、香辛料や調味料など可能な限りメキシコ産にこだわり、年に一度は現地に自ら出向き食材を調達しているという。野菜は国産にこだわる。「メキシコ料理の肝となる唐辛子は、実際に足で回って契約した群馬県の唐辛子農家の物を使っている。時間を見つけ収穫の手伝いをすることもある」と福嶋さん。店内はオープンキッチンにし、メキシコ料理を作る「ライブ感」を演出する。
福嶋さんは都内の調理師専門学校卒業後、都内のホテルでフランス料理の研さんを積んだ。2000(平成12)年に初めて訪れたメキシコでメキシコ料理に出合い、「その奥深さとおいしさに感動した」という。2002(平成14)年、都内でメキシコ料理店を開き、約10年間営業したのち都内のメキシコ料理店で働いてきた。
「日本で知られているメキシコ料理は、実は『テックスメックス』というアメリカ料理であることが多く、本物のメキシコ料理がどんなものか知らない人がほとんど。何度も現地に足を運び身につけた知識と技術を生かし、この奥深い食文化を日本にもっと広く伝え、お客さまに料理を食すだけでなくメキシコの食文化を楽しんでいただけるお店を目指したい」と福嶋さん。
メニューは、「フレッシュアボカドのワカモレ」(990円)、「クレソンとマッシュルームのシーザーサラダ」「自家製チョリソ」(以上、1,320円)、「大山鶏のモレソース トルティーヤ付き」(1,980円)など。
福嶋さんは「代田エリアは妻の実家があり、食に対して意識の高い方が多いと感じていた。地元の皆さまに愛されるお店になるよう頑張りたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は15時~)。月曜定休。