食べる

下北沢に「猿田彦珈琲」 創業者思い入れの地に出店

「猿田彦珈琲 下北沢店」の店内

「猿田彦珈琲 下北沢店」の店内

  • 351

  •  

 スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲(コーヒー) 下北沢店」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-0085)が下北沢駅前の商業施設「シモキタフロント」にオープンして1カ月がたった。

コーヒーを入れるスタッフ

[広告]

 2011(平成23)年、恵比寿に1号店をオープンした同店。「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」をコンセプトに、世界約13カ国の農園や農協から良質の豆を仕入れ、調布の焙煎(ばいせん)工房で焙煎する。広報担当の河村美樹さんは「後味の余韻を大事にしており、透明感を特徴とした焙煎加減にすることにより、甘くきれいに余韻が続き、すっきりとした後味に仕上げている」と言う。

 下北沢に出店した理由について、河村さんは「多くのカルチャーのバックグラウンドを持つ若者の層へアプローチできる立地だと思った」と話す。「創業者の大塚朝之が、少年時代に初めて服を買ったのが下北沢だった。シモキタフロントの前身である市場の中にあった店で購入しており、創業者の思い入れもある」とも。

 コーヒーの木や土、コーヒーチェリーを連想させるような自然あふれる内装こだわったという同店。「外から中(店内)に入った時に、中から外に出るような感覚を大切にした。下北沢は開発が進むにつれてコンクリートジャングルと化しつつある。昔の面影が無くなって行く中で、コーヒーショップとして憩いの場を提案したいと考えた」という。

 メニューは、ブラックコーヒー(300円~)、カフェラテ(450円~)などのほか、スパイスの効いた自家製キーマカレーに、コク深いチェダーチーズを入れた「蓮根とチキンのキーマホットサンド」(500円)、ほんのりとラムの効いたバターを使った「あんラムバタートースト」(380円)など、下北沢店限定フードも用意する。

 河村さんは「初心を忘れず、皆さまへの感謝を持ち続け、創業者の思い入れのある下北沢という街の一部になれたら」と意気込む。

 営業時間は7時30分~22時30分(土曜・日曜・祝日は9時~)。

下北沢経済新聞VOTE

下北沢経済新聞を読んだことをきっかけに、実際に足を運んだ店やイベントはありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース