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下北沢のすし店、73歳店主がSNS駆使 コロナで予約0件から満席に

店主の堀川文雄さん

店主の堀川文雄さん

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 下北沢のすし店「鮨(すし)ほり川」(世田谷区代田1、TEL 03-3413-8776)が現在、SNS上などで話題となっている。

カウンターには旬の野菜や果物が並ぶ

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 1975(昭和50)年の開業から45年続く同店。店主の堀川文雄さんは20歳で板前を始め、53年間のキャリアを持つ。自ら原付きバイクで豊洲市場と築地市場に通い、旬の魚、野菜、果物を仕入れ、鮮魚のほか山ウドやタケノコを使った「野菜ずし」や、マンゴーやキウイを使った「果物ずし」なども提供する。客単価は1万円~。

 堀川さんはアルバイトとして雇っている大学生に教わり、昨年ツイッターとインスタグラムを開設。現在はブログサービス「note(ノート)」でも情報を発信する。

 フォロワーも増え始めて来た頃に新型コロナウイルスの影響で客が激減。予約がない日が続き5月25日、ツイッターに「今日からずっと、まだご予約が0件です」と投稿したところ拡散され、当日に2人、翌日に7人の客が来店し、その後も満席になる日が続いた。ツイッターのフォロワー数は現在5000を超え、多くのメディアで取り上げられた。

 堀川さんは「SNSを始めたことにより、世界が広がり、若い方が来てくれるようになった。旬を楽しみに店へお越しいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は18時~22時。水曜定休。

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