カレー専門店「CURRY SHOP(カリーショップ)」(世田谷区代沢4)が6月20日、下北沢にオープンした。
店主によると、食べる人が先入観を持たず嗅覚と味覚をフルに働かせられるよう、店主の名前は明かさず、店名も「カレーを売る店」という情報以外何も伝えないようにしているという。「人間の感覚は非常に外部の影響を受けやすく、作り手のプロフィル、権威的なものや人からの評判などで変わる。やりようによってはフェイクのような料理でも支持を集めることができてしまう。食べる人の感覚を信じて、選ばれるためのシンプルな作業にエネルギーをすべて注ぎ込みたい」と店主。
「日本人ならば誰もが知っているカレーライスを、現代的な技術でアップデートした。近年のカレーは多品種でプレートを構成して大きな味の変化を楽しむことが主流のようだが、モダンなインド料理の技術を使うことで、一つのカレーソースの中に緩やかで目まぐるしく変化する食事体験を生み出すことができる」とも。
メニューは「ネオカレーライス」をコンセプトに、「チキン」「ビーフ」「ポーク」「野菜」「キーマ」「ポークビンダルー」(以上1,800円)の6種類を用意する。「一つ一つ異なる味のカレーソースを深く理解してもらうため、合いがけもしない」と店主。カレーライスにはアチャール(インド式ピクルス)やアルブルタ(ジャガイモのスパイス炒め)など5~8種類の付け合わせが付く。
営業時間は12時~14時30分。月曜定休。臨時休業や営業日などの情報はインスタグラムで告知する。