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下北沢の焼き鳥店が「DJブース」貸し出し 1ドリンクでレコード1枚プレー可能

店内のDJブース © Photography by Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

店内のDJブース © Photography by Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

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 下北沢の焼き鳥店「ヤキトリてっちゃん talking GORILLA」(世田谷区北沢2)が7月1日、ドリンク注文客がDJブース利用できるサービスを始めた。

外観 © Photography by Kawasumi・Kobayashi Kenji Photograph Office

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 下北沢再開発に伴う工事が始まる前の昨年、駅前商店街で営業を続けてきた「ヤキトリてっちゃん」をリニューアルした同店。店内にはDJブースがを設置し、レコード販売も行う。同店の設計を担当した隈研吾建築都市設計事務所所の田口誉さんは「下北沢の文化になじむよう、焼き鳥とDJという新しい飲食店のスタイルとして設計した。『文字のガラクタ』を集積した店内のインテリアは、下北沢の雰囲気にインスパイアされている」と話す。

 店内ではこれまで、DJブースを使ったイベントを定期開催してきたが、新型コロナウイルスの影響によりイベント開催が難しくDJブースが使用できないままだったという。

 「イベントをしなくてもDJブースを稼働させるには、DJという敷居を下げて、レコード好きがいつでも焼き鳥を食べながらレコードをかけられるような新しいスタイルが確立できないかと考えた。ウィズコロナ時代の新しいスタイルとして期待している」と田口さん。

 レコードを持ち込むと、1ドリンクで1枚のレコードをかけることができる。ドリンクは、1杯580円~。焼き鳥は1本150円から販売する。

 利用客からは「お店のBGMに自分の好きな曲がかけられる楽しさがあって良い」という声が上がっている」という。田口さんは「下北沢にはレコード屋さんがたくさんあり、そこで手に入れた1枚を片手にそのまま当店に来てもらえれば、そのレコードを聴きながらお酒と焼き鳥を楽しめる。特別な体験だと思うので、気軽に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~24時。

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