「北澤八幡秋まつり」が9月5日・6日、下北沢の北澤八幡神社(世田谷区代沢3)で開催される。
同社は、文明時代(1469年~1487年)に世田谷城主、吉良頼康が城の鬼門の守りとして八幡神を勧請(かんじょう)し創建されたと伝えられている。東京都内では珍しく境内から富士山を眺めることができる神社として知られる。
例大祭は現在、9月第1土曜を宵宮(よいみや)、日曜を例大祭と定めて行われている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、みこし渡御、縁日の出店、奉納演芸を行わない。
5日は11時から氏子八町会のみこしを境内に安置し、み霊入れを行う。当日の様子はユーチューブで生配信する(社会状況や天候などにより、予告なしに中止になる場合あり)。6日は午後から神職と少数の関係者のみで神事を執り行う。
北澤八幡秋まつり実行委員会の広報担当者は「今年はいつものにぎやかなお祭りが迎えられず残念だが、例年は各町内で行われているおみこしの修祓(しゅうばつ)が境内で行われる様子を生配信する予定。このような機会も珍しいので、ご覧になって例大祭を一緒に祝っていただけたら」と話す。
奉納の受け付け、限定御朱印やお守りの授与は、社務所窓口で行う。受付時間は10時~16時。